Mt'Hakkoda

左:赤倉岳 中:井戸岳 右:大岳

八甲田山とは



一般に八甲田山と呼ばれている山は、いくつもある連峰を総称したものです。
スキーツアーでは北側に位置する北八甲田と呼ばれる山々が中心となります。1,584mの大岳を主峰に前嶽、田茂萢岳、赤倉岳、井戸岳、小岳、高田大岳、雛岳、硫黄岳、石倉岳などの峰があります。


標高は1,500m程で山としては高い方ではありませんが、本州の北端に位置しているため、10月中旬には初雪を見、5月上旬頃まで降雪があり、山中では10mにも及ぶ積雪となります。このような気象条件から標高の低い割には高山植物も豊富で本州中央部の3,000m級の山に匹敵するとみられます。
標高500mからブナ林が良く発達し、1,000mからはアオモリトドマツ、1,400mぐらいからハイマツ群落となり、なかでもアオモリトドマツは大変美しい樹氷となります。

八甲田山の気象

山の天気は一般的に平地より早く悪くなり、回復が遅い。また天気予報は平地を基準にしているので予報のズレや激しさが違うことを計算に入れておくと良いでしょう。気温は高度を増していくと、その分だけ下がってくる。普通、高度100mにつき0,6℃下がるといわれる。とすれば山頂付近では青森市内より約10℃気温が低いことを頭に入れておくことが大切です。スキーヤーにとって一番気になるのは雪質です。厳冬期の降雪はほぼ毎日10~20cm、常風である北西の風ではドライパウダーが期待できます。1月2月の気温は-15℃〜0℃、風速が平均15m/s程ですので体感温度は-20℃ぐらいになるでしょう。北よりの風の場合、標高1,000m以上にはガスがかかり視界は30m程。注意が必要な天候は南東の風(ヤマセ)である。この天候の場合は入山に注意が必要です。

厳冬期の樹氷1月

パウダースノー2月

パウダーのロングルート3月

大斜面と1日ツアー4月

新緑のツアー5月